いまおかしんじ

脚色

今岡 信治(いまおか しんじ)

映画監督、脚本家。大阪府堺市生まれ。

 

 横浜市立大学中退後、映画製作会社獅子プロダクションに入社。佐藤寿保、渡辺元嗣、瀬々敬久らの監督によるピンク映画で助監督を勤めるなど修行を積む。

 1995年には、神代辰巳監督の遺作となったオリジナルビデオ『インモラル 淫らな関係』に助監督として参加している。

同年、ピンク映画『獣たちの性宴 イクときいっしょ』で監督としてデビュー。自身で脚本も書いているが、たちまち高い評価を得る。

 

 その後も、自ら書いた脚本を監督するケースが多く、斬新ながらも最後は観ている者を安堵させるようなストーリー展開と俳優の魅力を十分に引き出す演出手法で、名作と言える作品を次々と発表している。なかでも、今岡が脚本を書いた、サトウトシキ監督作品の『手錠』は非常に評価が高く、脚本家としても才気を発揮し、ピンク映画界では「ピンク七福神」の一人に数えられるが、その中でも図抜けた存在といってよい。中には後に改題の上一般映画として流通する作品も多く、例えばデビュー作 『獣たちの性宴 イクときいっしょ』 は 『彗星まち』 として、『ハメられた女 濡れる美人妻』 は 『アナザーマン』 として、林由美香の代表作とされる 『熟女・発情 タマしゃぶり』は『たまもの』 として、それぞれ一般上映されたりビデオ・DVD化されたりしている。さらに、今岡信治DVDBOXも発売されており、その中には 『デメキング』 『愛欲みだれ妻』 『OLくされ縁』 の三本が収録されている。

 

 2005年製作の 『援助交際物語 したがるオンナたち』 は2005年度ピンク大賞において、ピンク映画ベスト10 第1位となり、作品賞、監督賞等を受賞したほか、『かえるのうた』 と改題されてR-18指定ではあるが一般上映された。そして、2007年には 『絶倫絶女』 が原題の 『おじさん天国』 として一般公開された。

 

 ピンク映画にとどまることなく、一般映画作として谷崎潤一郎原作「白日夢」を愛染恭子と共同監督をする。